香川県公立高校入試

【2024年最新版】香川県公立高校入試の仕組みを解説/内申点・当日点ボーダーラインとは

【2024年最新版】香川県公立高校入試の仕組みを解説/内申点・当日点ボーダーラインとは
香大研公式ブログ

こんにちは!香大研公式ブログ編集部の茶山です。

今回は、香川県公立高校入試を突破するための仕組みや、内申点・当日点のボーダーラインを解説します!

香川県公立高校入試で志望校への合格を狙うあなたに向けて、入試の仕組みから結果分析を行い、合格に向けた受験戦略と受験計画までまとめています。

もしかすると、あなたは「香大研なんていうレベルも低そうな小さい塾の情報なんて信用出来ないよ」と思っていらっしゃるかもしれません。

しかし、私は実際に現場で受験指導を何年もしていますし、香大研以外でも多くの受験生を指導してきました。

その経験から得た知識をお伝えしますので、あなたの受験に役立つポイントが必ずあるはずです。

ぜひ最後まで読んで、あなたの受験勉強に役立ててください!

公立高校入試の仕組みを知る

香川公立高校入試の仕組み

まずあなたは香川県公立高校入試について、きちんと仕組みを理解できているでしょうか?

実際に現場で受験指導をする時によく感じるのですが、

入試の仕組みを理解していない方がものすごく多い!!※生徒も保護者も理解できていないことが多いです。

対策するにしても、まず仕組みと状況を理解することが不可欠です。

まだきちんと理解できていないというあなたは、この記事を読んで必ず理解しておきましょう!

この記事では一般入学試験についてまとめています。

入試科目・配点

まずは入試科目と配点、合否の判定について見ていきましょう。

※香川県教育委員会による令和7年度公立高等学校入学者選抜要綱についてをまとめています。

香川県の公立高校一般入試は、

  • 調査書(内申点)
  • 5教科の学力調査
  • 面接等

によって合否が決まります。

以下でそれぞれについて解説します。

調査書(内申点)

調査書=いわゆる内申点です。

調査書の学習の記録の評定合計(内申点)は中学3年間の成績が対象です!

内申点(調査書点)は通知表の5段階評価がそのまま点数となり全部で9科目あります。

ここで注意点があり、中1,中2と中3では点数の算出方法が異なります。

【中1,中2】

5段階×9科目=45点

合計(2年分)=90点

【中3】

5段階×5教科×2倍=50点

5段階×実技4教科×4倍=80点

合計=130点

3年間分合わせて、220点満点となります。

ちなみに、受験で使用する評定は

  • 1,2年生:学年末(3学期の最後)
  • 3年生:2学期末

の通知表を採用します。

3年間全ての成績を使用するので、3年間を通して良い成績を取り続ける必要があります!

5教科の学力調査

国語・数学・理科・社会・英語

の5教科のテストです。

それぞれ50点満点で、合計で250点満点となります。

面接等

美術科や音楽科などでは適性検査も行います。

「学習の記録(調査書)」以外の内容や面接、適性検査の結果なども総合的に考慮します。

内申点と当日点どちらが大切?

原則として、調査書の学習の記録の評定合計(内申点/220点満点)と学力検査点(5教科250点満点)は同等に扱うとされています。

引用:令和7年度公立高等学校入学者選抜要綱について

そのため、内申点と入試当日点(学力調査)の配点割合はほぼ同等であり、どちらも同じくらい大切であると言えます!

※一部の噂で、「特定の高校では内申点は関係ない」などと言われているのを耳にしたことがありますが、全くの事実無根で大嘘です!

入試結果(倍率)

香川公立高校入試 倍率

次に最新の受験倍率を見てみましょう。

以下の表は2024年度入試のものです。

香川公立高校入試倍率2024

全日制課程は5,056人が出願し、出願平均倍率は1.11倍となっています。

倍率が高い学校・学科をみると、多度津(水産/海洋生産)1.94倍、高松工芸(工業/デザイン)1.80倍、善通寺第一(工業/デザイン)1.68倍、高松工芸(工業/電気)と高松南(家庭/生活デザイン)1.67倍、高松工芸(工業/機械)1.63倍など。

普通科では、高松東(普通)1.40倍、高松北1.33倍、高松西と丸亀城西1.29倍、香川中央1.24倍、高松南1.20倍などとなっています。

全体的に、第1学区の高松市内の高校に人気が集中しているのが見てとれます。

また、そうした高校は毎年安定して同じような倍率になるので、この傾向は今後も続くと予想されます。

定員割れした場合

四国県内の高校の倍率は全体として、年々減少傾向にあります。

結論から言うと、

定員割れした場合にも不合格となることはあります。

一般には全員合格となる場合がほとんどですが、

定員割れした場合でも各高校ごとに「基準点」という最低ラインの得点が定められており、

これを超えていない場合不合格となる場合があるようです。

定員割れしているからといって、気を抜かないようにしましょう!

内申点・当日点のボーダーライン

香川公立高校入試 内申点・当日点のボーダーライン

ここでは具体的な内申点と当日点のボーダーラインについて解説していきます。

内申点などの戦略

公立高校の受験では先ほど解説したように、調査書点(内申点など)が超重要です。

香大研ブログでは香川県内の代表的な公立高校の、目標とすべき内申点や点数(ボーダーライン)をまとめています。あなたの志望校があれば見てみましょう。

例:高松高校編

目標とすべき内申点は以下の通りです。

安全圏:210点~

標準圏:200点

合格可能圏:190点

危険域:190点以下

オール5で220点満点、オール4で176点であることを考えると、

通知表の半分以上の科目で5が並ぶようなイメージです。

ちなみに合格者の平均は200点ほどです。

(中略)

目標とすべき本番の点数は、

210点を目標にしましょう

つまり、各教科42点ずつとることが目安となります。

前述したように、内申点と当日点は同等に扱われ、その合計点で合否が決まります。

以下でおおよその内申点の持ち点ごとのボーダーラインをまとめています。

※ボーダーライン=合格するのに最低限必要とする点数です。あくまで目安です。

内申点190点の場合:220点

内申点200点の場合:200点

内申点210点の場合:195点

おおよそですが、内申点+当日点で400点以上が基準となります。

香大研ブログ:【高松高校に合格する】偏差値・倍率・必要な内申点/ボーダーラインとは

一応述べておきますが、内申点が低い場合でも、志望校に合格することは可能です。

単純に当日のテストで圧倒的な得点を奪取するという戦略です。

リスクは伴いますが、逆転合格も可能です!

香川県公立高校入試を勝ち抜く戦略

香川公立高校入試 戦略

ここでは、具体的に公立高校入試で合格を掴むための戦略をお伝えします。

あなたの志望校合格に必要な内申点、入試当日点を調べた上で、戦略的に受験に挑みましょう。

中1,中2の期間

結論から言います。

とにかく内申点を1点でも多く上げてください!!

何度も述べてきたように、香川県の公立高校入試では内申点のウエイトが220点もあります。入試当日点は250点であることを考えると、とても大きいと言えます。

内申点(5段階評定)は定期テストの結果、授業態度、提出物など総合的に判断して付けられます。

この5段階評定をつける上でのそれぞれの項目の配点割合は学校の先生の裁量である程度決めることができる(定期テスト重視、授業態度重視など)ので、

内申点が低い人は”なぜ自分の内申点は低いのか”を分析することが重要です。

理由が分からない場合は、学校の教科担当の先生に直接聞いてみることもおすすめです。

1,2年生の間はとにかく、内申点を上げることを意識してください。定期テストで高得点でも、内申点に結びついていなければ入試では有利になりません!

中3になってから

中3の生徒からよく相談されるのが、「いつから入試対策や過去問に手をつけたら良いか」という質問です。

これに対する回答は、

中3の2学期期末テストまでは、学校の定期テスト対策と内申点アップに力を入れてください!

ということに尽きます。

公立高校の入試本番は3月にあります。

そのため、中3の2学期期末テストが終わってからでも、約3ヶ月の期間があります。この時期から過去問対策を行ったとしても、過去問10年分は余裕で3周以上こなすことができるはずです。

しかも、中3の内申点は5教科が2倍、実技4教科が4倍となり、内申点全体のウエイトから見ても非常に重い割合となっています。

そのことを考えても、入試に使用する内申点が確定する2学期までは、内申点を上げることに全力を注ぎましょう!

12月以降で、本格的な入試対策、入試過去問などを解いたり、中1からの総復習を行いましょう。

特に中1,中2の理科社会は期間が空いて忘れてしまっている単元が多いです。こうしたものはすぐに取り掛かって、冬休みや空いた時間を使って早期から復習していきましょう。

あなただけの受験戦略を考えよう

あなただけの戦略を立てる

先ほど調査書点(内申点)からの戦略でも書いたように、

香川県公立高校入試では調査書点と相談してから志望校を選択していくことになる場合がほとんどです。

また、当日のテストでも戦略が必要となります。

例えば、目標得点が200点だった場合、5科目全てで40点ずつ取る必要はないのです。

得意な科目で45点奪取し、苦手科目では35点を目安にという戦略もアリなのです。

目標点に対し、自分が一番達成しやすい得点配分を考えるのも大切な戦略であるといえるでしょう。

少し長めの記事となってしまいましたが、いかがでしたでしょうか。

あなたに役立つ情報があったでしょうか?

香川県公立高校入試を突破するには受験業界でも伝説・名物となっているような難問を解いていても仕方ありません。

基礎をしっかり固め、過去問や標準的な問題集を用いて基礎に基づいた確かな応用力を育てることです。奇想天外な発想や教科書に載っていないような裏技的公式などにとらわれることなく、着実に実力アップをして下さい。

また、使用すべき参考書などについては、今回省略しました。

さらに、この記事に書いた戦略以外にもまだまだ具体的な戦略があります。

そして、何よりここに書いた戦略・計画があなたに合っているとは限りません。

学校や塾の授業の活かし方も人によって違ってきます。

大手予備校や塾の授業も上手く活かさなければ、貴重な時間の無駄となってしまいます。

この記事を読んでやることが明確になっていればいいのですが、

そうでないのであれば、香大研はいつでもご相談に乗らせていただきます。

過去問分析と多くの受験生を指導した経験だけではなく、あなたの今の状況・想いを総合して、あなたのためのプランを提示します。

少しでも、私たち”香大研”のことをもっと知ってみたいと思ってくれたあなたは、下記よりお問い合わせ下さい。

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もちろん、受験についての相談だけでも大歓迎です。

あなただけの受験戦略をプロの目線で全力で立てることを約束します。

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